病院からのアドバイス(ワンちゃん)
お口のトラブルを あまくみてはいけない理由 ペット手帳 2022年12月05日 15:00
毎日寒い日が続きますね。
公園もすっかり落ち葉模様となりましたが、ワンちゃんは元気にしていますか?
今回は、犬の寿命が延びるとともに問題になってきている、歯周病についてです。
愛犬の口臭、最近気になったことはありませんか?
お口のトラブルは、初期の頃には目立つ症状が出ないため、ご家族の知らないうちに歯周病が進行していることがよくあります。歯の異常は、気付かずに進行してしまうと、「口を痛がるようになる」「膿がたまる」「骨が折れる」など、深刻な症状を引き起こします。
歯周病は、飼い主さんの努力で防ぐことができるもの。このように、お口のトラブルが深刻な状態になる前に、健康なうちから気にかけてケアしてあげることが、何よりも大切なのです。
歯周病予防には、何をおいても歯を磨くことが第一です。人のデンタルケアと同じように、毎日の歯磨きが基本ということですね。
歯ブラシを使用することが最も有効ですが、難しければ、きれいな軍手や、ガーゼを指に巻いて「指磨き」をしてあげてもよいでしょう。ただし、小さい頃から慣れてないと嫌がるワンちゃんもいます。どうしてもできない場合は歯みがきガムなどで対策しましょう。
歯周病は、細菌性心内膜炎などを引き起こすこともあるため、日頃からの予防が何よりも重要です。デンタルケアは、「たまにやる」のではなく、毎日コツコツ続けることが肝心なので、歯磨きの仕方がわからない場合は、お気軽に当院にご相談くださいね。
大切なワンちゃんのお口の健康のために頑張って歯みがきをしてあげましょう。

掲載期間:20221215 -
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