病院からのアドバイス(ワンちゃん)
さわやかな新緑の季節になりました。お散歩のしやすい、いい季節ですね。
日頃、ワンちゃんと暮らしていて、ある日ふと「あれ? 何かいつもと様子が違うかも……?」と思われることはありませんか?
そのふと気づいた違和感が、実は病気の始まりのサインかもしれません。
ほとんどの病気は、初期症状として「食欲がなくなる」「元気がなくなる」など、何らかのサインを出します。しかし、中には腎臓病など、初期段階で目に見えるサインを出さない病気もあります。
このような病気を早期に発見するためにも、また、愛犬が現在、体のどこにも異常がなく、健康なのかどうかを知るためにも、ぜひ定期的な健康診断をおすすめします。
健康診断は、血液検査や尿検査、便検査が基本です。一見元気でどこも問題なく見えるワンちゃんも、定期的に検査をすることで、「前回と比べて検査の数値が上がっているので、普段の生活はこういうところに気をつけましょう」「水分を意識的にとるようにしてください」など、病気を未然に防ぐためのアドバイスをお伝えすることができます。病気があった場合でも早期に見つけることで、早く治療を始めることができるので長生きにつながります。
ご希望がある場合は、レントゲン検査やエコー検査など、全身の細かい健康チェックを行うこともできます。
目に見えない部分までしっかりと検査を行うことができるため、健康管理にも大変有効です。ワンちゃんは体の違和感や異常を自分で訴えることができません。ワンちゃんと人を比べると同じ1年でも成長のスピードが全く違います。人の場合でも年に1回は受ける健康診断、大切なワンちゃんに長生きしてもらうために定期的に受けさせてあげましょう。
掲載期間:20220606~
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