病院からのアドバイス(ワンちゃん)
8月も中旬を過ぎると夜は気温も下がり、日中との気温差が大きくなります。
このように、気温や気圧の変化が大きくなる季節の変わり目は、嘔吐・下痢・血便などの消化器の症状を伴って、体調を崩してしまうワンちゃんが急増します。
吐いたり・下痢などの症状があればわかりやすいですが、「何となく食欲がない」「なんだかダルそうな感じ」など、一見「夏バテかな?」と思ってほっといてしまうケースも多々あります。吐いたり下痢をするだけでも、脱水症状によって命に関わるケースも存在しますし、「夏バテかも?」の陰で、実は大きな病気が進行中のこともあります。 やはり、「うちの子、体調悪いかも?」と思ったら、前回来院時などの体重・体温と比較するだけでも検診としての価値がありますので、早めに診察に連れて来られることをおすすめします。
季節の変わり目の消化器の症状は、早めのケアで良くなることが多いのも特徴のひとつです。日頃、飼い主さんが見ているワンちゃんの行動や雰囲気といった主観的な部分と、病院での体重・体温測定などの客観的なデータを組み合わせることで、初期段階で不調を汲み取ってあげることが、言葉の話せないワンちゃん達にはとても重要といえます。
まだ暑い日が続きますので、飼い主さんもワンちゃんも体調管理には気を付けて、食欲の秋に向け胃腸は万全にしておきましょう。
掲載期間:20220801 -
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